テンポが良い曲。テンポが悪い曲。
最近ではbpmなんて言われたりもしますね。
「bpm」って言うとなんか”知ってる人”っぽくなりますよね笑
映像のテンポ
この項目は、音楽自体のテンポの話ではありません。
主に映像作品での話ですが、映像のテンポというものがありますよね?いや、なんとなくの感じで、私が勝手に感じているだけかもしれませんが。
カット割りの早さっていうのも近からず遠からず。話の展開の早さ・・・みたいなものに近いかもしれません。
話の展開の早さに合わせた曲。というものが選曲において求められるケースがあると思います。
内容が「車」についての映像があったとして、、、
車のレースの結果を知らせる映像だったら、何となく速そうなイメージがあります。
車の歴史。その周りの人達の開発当時の証言。みたいなものだったら、ゆったりたっぷりな感じ、重々しさも感じるようなイメージがあります。
これらそれぞれに選曲をする場合、その曲のテンポはどうなるのでしょうか?
曲のテンポ
さて、bpmの話。
車のレースのシーンではbpm速めになりますよね?自然と。
だって、車が速いんですもん笑
話の展開としても、誰が抜いて誰がクラッシュしてしまって〜と、いろんな情報を一気に伝えるのだろうという感じがします。
車の歴史のシーン。
ゆっくりなbpmで、雄大で厳かな曲を当てると、その歴史に重みが出て、開発者の方々のインタビューも貫禄が出ることでしょう。bpm的にも遅くなりそうです。
内容に合わせたテンポ感のある選曲。というのは、人の感情に訴える方法としてとても大切な要素になると思います。
テンポの速い曲でスポーツのダイジェストを伝える事は、試合内容そのものの情報を伝えることはもちろん、スポーツ自体が持つ爽快感や疾走感みたいなものを同時に伝えられます。
ゆったりとしたテンポの曲は、例えばそこで話をしている当事者の言葉をじっくりハッキリと伝える事と、当時の開発者自身の感情を合わせて伝える事にもなるでしょう。
内容とテンポ
実は、この「例」でのテンポ感が逆転してもアリな時がありますね。
レース時にゆっくりな曲。歴史の話の時に速い曲。
映像とは別なテンポの曲を当てる。
これ作品として「見せ場」に持ってくる事が多いのではないでしょうか?
レース中にゆっくりだと、レーサーなのか周りのエンジニアや監督なのか、そちらの感情に焦点が合ったり。
歴史の中で速いテンポの曲にすると、近代や未来に話の内容が移った時だったり。
この様なパターンでテンポのコントロールというのは選曲の中でも行っている事があります。
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テンポのコントロールというのは、特にクライアントさんやディレクターさんから指示される部分ではないですよね?
ここまでいちいち指示されるとキツいというか^^;
なので、実は腕の見せ所の一つではないかと思っています。
わざと一定のテンポの曲を続けていって、ここぞというところでブレーキをかけたり。その逆だったり。
いろんなテクニックが使える部分だと思っています。