私は音響関係、音声関係の専門学校卒ではありません。
最終学歴で言うと、
音楽短大中退
です(笑)
なので、放送系の専門学校の学習スタイルというか、どんな授業が行われているのかを知りません。
周りの専門卒の子に聞くと「実習ばかりですよ」とか「バイト感覚で現場で研修していました」など聞いたりしています。
・・・・・。
音効さんに特化した学科が無いとはいえ、
そもそも選曲や効果に関する教科書って存在しないのか?
というシンプルな疑問にぶち当たったのであります。
「教科書」とは
教科書の定義を調べた所、
学校の教科用に編集した図書。
とのこと。
・・・。ということは、その教科が無いと存在しない図書ということですね。
・・・・・。じゃー教科書無いじゃん!(笑)
そうそう。「音効学科」や「選曲学科」みたいな教科がそもそも存在しない以上(放送芸術科みたいな名前で放送全般全てを含めている名称の教科はあります)、それらを学ぶ「教科書」が存在しないのは当たり前なことなのです。
私の教科書
専門学校を経ていない私の場合、本当はこの「音効の教科書」「選曲の教科書」が欲しかったです。働き始めた当初は、周りが専門卒の子が多い中、私は不安を抱えていました。
要は、基本・基礎になるものが何もないのです。「超ベタ」がわからない。自ら何かをするという事がまだまだ少ない働き始めとは言え、先輩の指示すら何言っているのかわからなくなるのではないか?と思っていました。
そんな時、その先輩やベテランのディレクターから「専門出た出ないなんて関係無い業界だから現場で仕事おぼえろ」と教えてもらいました。
この「専門は関係無いよ」と教えてもらった事でだいぶ不安が解消されました。もちろん、先輩から叱咤されながらいろんなことを教わりましたが、現場百遍。現場でどれだけ揉まれるか?というのが私の教科書となっています。
教科書は要らない?
と、軽い思い出話になってしまいましたが、本題の教科書。現場で仕事すればいいのなら本当に要らないのでしょうか?
私はそうは思いません。
教科書があるに越したことはないと思っています。特に選曲。
選曲とは「これコレこうで、このように選曲します」と、説明する人・出来る人がいないのかな・・・
そもそもここを研究している人はいるのだろうか。
個人的には、それこそ音効の歴史とか、技法の種類。進化。選曲の手法などなど・・・なんなら自分で作ろうかしら(笑)
マニュアル化するべきだ。とは思わないが、基礎になる部分はみんなのレベルを底上げするべきであると思います。
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まぁ、そうは言っても「サラリーマンの教科書」や「八百屋さんの教科書」なんてものおそらく存在しないので、特別に「音効さんの教科書」が無くても仕方がない事ではあります。
ただ、なかなかジャンル分けし難い職業である音効さん、選曲さんであるので、専門学校なりである程度全体のレベルを底上げる「教科書」が出来ることを望みます。
なんなら、編纂に関わりたいです!