以前、いわゆる 「卒業ソング」 について思うことを書きましたが、今回は実際のタイトルを並べてみてそれぞれの当てはまる年代について考えてみました。 以下、このような順番に羅列してみます。 ・タイトル ・アーティスト ・発表年（リリース年） ・2021年現在、刺さる年代 ・一言 刺さる年代に関して、自分の私見でもありますので厳密ではないです。 ――――― 旅立ちの日に （合唱曲） 1991年 20代・30代 今現在の「ど定番」はこれ。が、40代以上には知らない人もいる。 ――――― 3月9日 レミオロメン 2004年 10代・20代・30代 TVドラマ「1リットルの涙」内で使用。楽曲は本来結婚がテーマになっているが、卒業の定番曲として認知されている。実際に卒業式で歌われて認知度は最上位。 ――――― 手紙〜拝啓、十五の君へ〜 アンジェラ・アキ 2008年 20代・30代 合唱コンクール中学校の部課題曲。 ――――― 卒業 尾崎豊 1985年 40代・50代 校舎の窓ガラスを割る時代。楽曲的な「卒業感」は薄めで歌詞の力が強い。 ――――― YELL いきものがかり 2009年 20代・30代 合唱コンクール中学校の部課題曲。 ――――― 旅立ちの日に・・・ 川嶋あい 2006年 20代・30代 楽曲、歌詞の卒業感はまさに「卒業ソング」。しっかり刺さる世代は決まっているが、他世代にも通じる曲。 ――――― 友～旅立ちの時～ ゆず（合唱曲） 2011年（リリース2013年） 10代・20代 合唱コンクール中学校の部課題曲。東日本大地震当時にゆずがツアースタッフに向けて作られた歌。後に課題曲になる。 ――――― 道 EXILE 2007年 20代・30代 インスト、ピアノインスト、合唱。いろんなバージョンがありシチュごとに使い分けられそう。 ――――― 青春フォトグラフ Little Glee Monster 2015年 10代・20代 ポップな卒業ソング。笑いながら泣けるシーンが見つかれば、どハマりもある。 ――――― 空も飛べるはず スピッツ 1994年 30代・40代 「白線流し」というドラマの主題歌。ドラマのテーマでも卒業が扱われているが、個人的には卒業ソングというよりも「空も飛べるはず」としての認識が強い。 ――――― 栄光の架橋 ゆず 2004年 20代・30代・50代 NHKアテネオリンピックのテーマソング。達成感や希望、みたいな楽曲なので「卒業」に直結するかは映像の内容次第。ゆずのこの手の曲はハズレは無い。 ――――― 桜ノ雨 absorb 2008年 20代・30代 「桜ノ雨プロジェクト」を参照してください。初音ミク、合唱などのバージョンあり。 ――――― シグナル WANIMA 2018年 10代・20代 卒業ソングというよりは青春ソングの印象。しっとりした卒業が終わった後のエンドロールに良いかと。 ――――― 遥か GReeeeN 2009年 20代・30代・40代 映画「ROOKIES-卒業-」のテーマソング。卒業後の旅立ち。民放バラエティでの何かの卒業シーン使用率はこれがトップかも？ ――――― Best Friend Kiroro 2001年 30代・40代・50代 NHK「ちゅらさん」テーマソング。サビが当たる場所をどこにするか。 ――――― 想い出がいっぱい H2O 1983年 30代・40代・50代 アニメ「みゆき」のテーマソング。発表後10年、20年経った後も教科書になったり合唱曲になったりCMのテーマになったりして幅広く知られる。 ――――― 証 flumpool 2011年 20代・30代 合唱コンクール中学校の部課題曲。 ――――― サヨナラの意味 乃木坂46 2016年 10代・20代 乃木坂46楽曲。 ――――― 卒業 コブクロ 2020年 10代〜 発表が最近なのでどの年代というものではないが、タイトルの通り卒業ソングなのでどの世代にも合いそう。合唱バージョンあり。 ――――― サクラエール 足立佳奈 2018年 10代 卒業というよりは楽曲のテンションも「応援」寄り。かわいい応援。 ――――― 旅立ち FUNKY MONKEY BABYS 2008年 20代・30代 映画テーマソング。曲頭から全開で流せる場所を探したい。 ――――― ゆめのはじまりんりん きゃりーぱみゅぱみゅ 2014年 20代 中田ヤスタカで卒業ソング。 ――――― さよならの季節 shishamo 2015年 10代・20代 先輩を待ち焦がれる歌詞。 ――――― 卒業写真 荒井由実 1975年 40代・50代・60代 ふた昔前の定番曲。今でも色あせていないが、～20代くらいの認知度は下がっているかも。 ――――― 贈る言葉 海援隊 1979年 40代・50代・60代 これも昔の定番曲。TVドラマ金八先生のテーマ。 ――――― 仰げば尊し （合唱曲） 1884年 50代・60代～ 今、実際に歌われる定番が「旅立ちの日に」ならば、昔の定番がこれ。昭和初期～中期のワンシーンがあるような邦画の中で歌われていたりする。 ―――――――――― まとめ 実際に選曲の際には、そのシーン毎意味合いがあるので、一概に定番曲が良いというものでも無い。 友との別れ、学校の思い出、先輩・後輩の仲、好きだったあの人、これから頑張ろう・・・ いろんなテーマの曲も存在しているので、シーンと曲を合わせることが大切。 同時に、ディレクターからのリクエストが古かったら、 「これは視聴者層に合わないですよ」 と、つっこむ準備もしておこう。